楽天モバイルは札幌でも使える?実際に使ってみた感想

 

こんにちは☆ありあとです☆

 

最近、携帯料金の値下げがよくニュースになっていますが、携帯の見直しを考えている方も多いのではないでしょうか。

実は、私も2月から夫と一緒に「楽天モバイル」に変更しており、入院時にも非常に役立ちとても満足しています。

そこで、「楽天モバイル」を検討している方の参考になるように、実際に札幌で使ってみた感想を記事にしてみました。

 

先にありあとの生活環境を簡単に説明すると、以下のとおりです。

・居住地は札幌市内

・私(主婦)の活動範囲は入院が基本。夫の通勤場所は札幌駅周辺

・家ではwi-fi。外出時のネット利用は、LINEやネットニュースを閲覧する程度

・携帯での通話は多くない(1日1~2回程度)

 

 

 

 

1 楽天モバイルとは

携帯には格安SIMMVNO)とキャリア(MVO)の2種類ありますが、楽天モバイルは2020年4月から三大キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)に次ぐ、第4のキャリアとして携帯事業をサービスとして開始しています。

 

楽天モバイルの料金設定は、とてもシンプルで、プランはたった一つ。

しかも、通話&データ使い放題で月額3,278円と、これまでの携帯料金と比べて良心的な価格設定となっています。

 

楽天モバイルの料金プラン】

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<出典:楽天モバイル公式HP>

 

2 札幌の対応エリア

楽天モバイルのエリアには、楽天モバイルが設置した楽天基地局を利用する「楽天回線エリア」と、au基地局を利用する「パートナー回線エリア」があります。

楽天回線エリアはデータ容量の制限がなく、高速で使い放題になります。

「パートナー回線」エリアは高速データ容量が5GB/月、容量を超過した後は通信速度最大1Mbpsで使い放題になります。

 

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<出典:楽天モバイル公式HP>

 

2021年5月現在、定山渓などの一部区域を除いて、札幌市の居住区域のほぼ全域が「楽天回線エリア」となっています。

さらに、2021年6月末までには、定山渓に加え、札幌周辺の北広島市石狩市の中心部も「楽天回線エリア」に含まれる予定となっています。

 

実際に札幌市内で使用してみると、「楽天回線エリア」に入れば、通信速度も非常に速く、動画視聴も全く問題ありません。

ただ、対応エリアマップでは「楽天回線エリア」になっている場所でも、エリア境界付近や建物内では「パートナー回線」になることが割と多くあります。

 

3 デザリングとしても使える?

結論から言うと、楽天モバイルはデザリング(スマホwi-fiルーター代わりにすること)するにも有用です。あくまでも「楽天回線エリア」では、という前提ですが、データ無制限で使用できるため、データ量を気にせず使えますし、スマホとは別にモバイルwi-fiを持って歩く手間が省けます。

 

我が家でも、子供が長期入院が必要となった際、楽天モバイルが大活躍してくれています。入院時、暇つぶしにタブレットで動画視聴するためにモバイルwi-fiをレンタルしていたのですが、毎月6,000円の出費だったことに加え、更新手続きが煩わしかったです。このため、楽天モバイルに乗り換えた際、スマホでデザリング機能を活用することで大幅な節約ができました。

 

4 札幌市内で通信速度を実測してみた

楽天基地局はかなりの速度で整備が進められているものの、通信環境の不安から、楽天モバイルに乗り換えることに二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。

そんな方の参考となるように、札幌市内での通信速度を実測してみました。

 

赤レンガテラス付近(4月平日昼間):受信22.4Mbps 送信8.4 Mbps

赤レンガテラス付近(5月平日昼間):受信1.4Mbps 送信5.8 Mbps

北海道神宮付近(休日昼間):受信51.3Mbps 受信23.4 Mbps

自宅付近(休日昼間):受信20.7Mbps 送信3.9Mbps

自宅内部(休日昼間):受信4.6Mbps 送信0.3 Mbps

 

特に重要になるのは受信速度です。LINEやネット閲覧を中心に利用されるのであれば、受信10Mbpsほどあればサクサクと快適に使用できまし、動画視聴も特に問題ありません。大きなファイルをネットにアップするのでなければ、送信速度は1Mbpsでも快適に利用できます。

 

実際に計測してみた結果、平日の札幌都心部では十分な速度が出る場合と、物足りない日がありました。また、たまたま参拝した休日の北海道神宮では、50 Mbpsと我が家のWi-Fi並みの速度が出ていました。

さらに、自宅のすぐ外と内では計測速度に大きな違いがありました。

 

5 実際に札幌で楽天モバイルを使って感じたメリット・デメリット

メリット① なんといっても料金が安いこと

楽天モバイルは、通話&データが使い放題で月3,278円と三大キャリアに比べて大幅に安いのが一番のメリットです。さらに、データ利用量に応じて段階的に料金設定されており、ライトユーザーにはお得感があります。

三大キャリアも低額の新料金プランを発表していますが、料金は3,000円弱と楽天モバイルと同程度であるものの20GBの制限があるので、楽天モバイルはヘビーユーザーにとってもライトユーザーにとっても魅力的な値段設定だと思います。

私も夫も元々月2GBくらいしか使っていなかったので、迷うことなく楽天モバイルを選択しました。

 

メリット② お得なキャンペーンの存在と各種手数料が無料であること

2021年5月現在、プラン料金が3ヶ月無料になるキャンペーンが実施中です。ただでさえ安い月額が無料になるのはお得ですね。

さらに、契約事務手数料や解約事務手数料が無料なのも魅力です。楽天モバイルを試しに使ってみたいという方は、3ヶ月無料キャンペーンを活用してみてもいいのではないでしょうか。

 

さらに、UN-LIMITプランとスマホをセットで契約すると最大25,000円相当の楽天ポイントも還元されます。端末の買い替えを検討している人にとっても一層オススメです。

 

メリット③ 楽天ポイントをためやすいこと

楽天モバイル契約中は、楽天市場でのお買い物(初日~末日まで)がポイントアップ対象(+1倍)になります。

私は普段の生活費は楽天カード、ネットショッピングは楽天市場をメインにしており、ポイントアップはかなりありがたいです。

私のように楽天経済圏にいる方には楽天モバイルがオススメです。

 

デメリット① エリアが狭い

楽天モバイルの一番のデメリットは、三大キャリアに比べて自社回線エリアが狭いことです。

楽天モバイルは積極的に基地局を整備してはいるものの、札幌でも「楽天回線エリア」になっていない箇所もあるほか、道内の地方部ではまだまだ整備が追いついていません。

 

また、札幌市で実際に使っている感想としては、楽天エリアの境界線付近ではパートナー回線になってしまう印象です。楽天モバイルをご検討の方は、自宅がギリギリ楽天回線エリア内であっても、過信しないほうがいいと思います。

 

デメリット② 建物の中やビルの陰でつながりにくい

楽天モバイルを使ってみて感じるのが、建物の中や札幌駅周辺のビル街で「楽天回線」の電波が弱くなることがよくあることです。

おそらく、楽天モバイルがプラチナバンドに非対応であることが理由だと思います。プラチナバンドは広範囲に届き建物内に浸透しやすい700〜900MHz帯の低い周波数のことです。

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このため、建物内やビルの陰になる場所でも、プラチナバンドは繋がりやすいという特徴があります。

 

楽天モバイルはこのプラチナバンドが割り当てられていないため、「楽天回線エリア」でも、電波が弱かったり、パートナーエリアになってしまう可能性があります。

 

実際に、我が家周辺では十分な電波をつかむのですが、家の中では「パートナー回線」になってしまうことがほとんどです。

ただ、自宅内ではwi-fiを使用しているので実害は生じていません。

 

なお、2021年4月、総務省が、三大キャリアが占有する周波数帯を再配分する仕組みを整備する方針を示しており、楽天モバイルにプラチナバンドが割り当てられる可能性があります。

 

デメリット③ ローミング終了の可能性

楽天基地局はまだまだ少ないため、それを補うためにauローミング契約を結んでいます。

ローミング契約のおかげで、「楽天回線エリア」外でも、「パートナー回線」を利用しすることができます。

 

ただ、このローミング契約は、都道府県ごとに「楽天回線」エリアの人口カバー率が70%を超えた時点で楽天モバイルauが協議し、ローミングの継続/終了を決める契約となっています。

 

実際に、2020年10月以降、東京などの一部の地域でローミング終了が始まっており、この地域の利用者からは不満の声が出ていると聞いています。

人口カバー率が高くても、デメリット②で紹介したように、建物の中などでつながりにくいことなどが不満が出る理由なのではないでしょうか。

 

北海道内はまだローミング契約が継続していますが、ローミング終了した際には、他のキャリアに変更することを検討しないといけないかなと思っています。

 

6 楽天モバイルはこんな方にオススメ

実際に札幌市内で、楽天モバイルを使用してみて、建物内でつながりにくいなどのデメリットはあるものの、私個人としては非常に満足しています。

 

私のように、とにかく携帯料金を安く済ませたいという方で、主たる活動区域が「楽天回線エリア」内なのであれば、絶対にオススメです。

 

一方、「通信の安定性」に重きを置く方にとっては、後悔する可能性もあり、慎重に検討した方がいいと思います。

現在、三ヶ月の無料キャンペーン中なので、サブ機として楽天モバイルを使用してみるのも一つの手なのかと思います。